E-4000 はセパレート・アンプの優れた技術を駆使して E-480 をフル・モデルチェンジ、シリーズの初代から
12 世代にわたり受け継がれ、培ってきた高度なテクノロジーを結集し、最新回路と最高グレードの素材によって、表現力豊かな
AB 級インテグレーテッド・アンプとして誕生しました。
回路的にプリアンプ部とパワーアンプ部が分離されており、それぞれの性能・音質を極限まで高めることによりセパレート・アンプの機能とグレードを実現、
また、スイッチ一つでプリ部とパワー部を独立して活用できる『MAIN IN 機能』を装備しています。
プリ部の『AAVA 方式ボリューム・コントロール』は、回路構成から全面的に見直して再設計。 電圧-電流変換回路を低インピーダンス化、また、電流-電圧変換回路には
ANCC を採用し、低ひずみ・低雑音化により通常使用時での雑音が実力値で E-480 に比べて約 20%低減しています。
パワーアンプ部には、上位機種の回路構成を踏襲、最新のインスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation
Amplifier)方式を採用して信号経路をバランス伝送化、諸特性を向上させる『MCS+』回路、カレント・フィードバック増幅回路を搭載、また、出力回路を低インピーダンス化してダンピングファクター:800
を保証するなど電気的性能や信頼性の向上を図りました。
出力素子にはバイポーラトランジスタをチャンネル当たり 4 素子並列駆動で構成、 低負荷インピーダンスの駆動能力を大幅に向上させています。これらの動作を支えるのが、大電力容量トロイダル・トランスと、大容量フィルター・コンデンサーによる強力電源部です。これにより、260W/4Ω×2、180W/8Ω×2
の大出力で力強いサウンド・ステージを実現します。
■ AAVA 方式プリアンプ
・回路構成の再検討、初段アンプ位置の変更
→ 入力端子至近に初段アンプを配置、AAVA 基板への配線経路でのノイズ混入を防止
・部品配置、基板パターン及びアースレイアウトの最適化
→ AAVA 基板を新規設計 部品配置変更により配線最適化、アースの強化・最適化
・電圧-電流変換回路を低インピーダンス化、電流-電圧変換回路には ANCC を採用し
低ひずみ・低雑音化により通常使用時での雑音が実力値で E-480 に比べて約 20%低減
■大出力パワーアンプ
・E-5000 を踏襲した回路構成 バイポーラトランジスタ 4 素子並列駆動
出力トランジスタは E-5000 と同品種 (2SC5200N, 2SA1943N)
定格出力:180W/8Ω, 260W/4Ω
(E-480:MOSFET 3 素子並列、定格出力は E-480 と同じ)
■ダンピングファクター 保証値:800
・低 ON 抵抗 MOS スイッチの採用、帰還回路及びパターンの改善
■保護回路搭載
異常電流検出:スピーカー端子のショート等、異常な大電流を検出すると出力を遮断
異常温度検出:異常な筐体内温度を検出し、出力を遮断
■上位機種のイメージを踏襲した意匠
・メーター及びガラス大型化、ガラス周りの座繰りによる新しいイメージのデザイン
・セレクタ、ボリューム周りのリング(台座)を金メッキ化
■低消費電力化
・無信号時消費電力:54W
■その他
質量:24.4kg
リモートコマンダ付属:RC-250
●オプションボードの、
USB入力対応のDACボード「DAC60」、
フォノイコライザーアンプボード「AD-60」を
挿入可能。
価格はDAC-60が 99,000円(税込)
AD-60が 77,000円(税込)
●DAC-60は、プリアンプ/プリメイン・アンプの対応機種に搭載
することで、ディジタル信号をアンプ本体に直接入力できるディジタル 入力ボードです。3種類の入力端子(USB、OPTICAL、COAXIAL)を備えており、多様なディジタル機器との接続が可能です。D/Aコンバーター
には、ES9016K2M(ESSテクノロジー社製)を2回路並列駆動する 『2MDS+(Multiple Delta
Sigma)変換方式』 を採用、極めて原音に忠実なアナログ信号へと変換します。最先端のオーディオ・テクノロジーで
誕生したDAC-60は、上質で深みのある演奏を 楽しめるオプション・ボードです。サンプリング周波数は、USB:【PCM】384kHz/32bit【DSD】11.2MHz/1bit
、COAXIAL:192kHz/24bit、OPTICAL:96kHz/24bitまでの高品位音源に対応します。
●AD-60はプリアンプ/プリメインアンプ(対応機種)に搭載することで、レコード演奏を楽しめるMM/MCカートリッジ対応の高性能フォノイコライザー・アンプです。最新の回路や選び抜いた高音質素材を採用し、優れた雑音性能とRIAA偏差特性を実現しています。また、MC入力時には最適な入力インピーダンスを30/100/200/300Ωの中から選択可能です。さらに、レコードの反りによるウーファーの過剰な揺れをカットするサブソニック・フィルターを装備しました。
*このボードを2枚増設すると、2系統のカートリッジに対応することが出来ます。
アンプ本体に切替機能※が搭載されていれば、MC/MMの切替、MC入力インピーダンスの選択、サブソニック・フィルターのON/OFFをフロント・パネルから行うことができます。
*対応機種以外の場合は挿入前に、内部ディップスイッチにより、MM/MCイコライザー・ゲイン切り替え、MC入力インピーダンス、サブソニック・フィルターON/OFFの設定を行います。
MM : 高出力電圧のMM型カートリッジのポジションです
ゲイン : 40dB
入力インピーダンス : 47kΩ
MC : 出力電圧が低いMC型カートリッジを使用するときのポジションです
ゲイン : 66dB
入力インピーダンス : 30/100/200/300Ω切替
サブソニック・フィルター: レコードの反りによるウーファーの過剰な揺れをカットします
25Hz -12dB/octave
【SPEC】
●定格出力(20〜20kHz、0.05%)、260W/ch
4Ω負荷、180W/ch 8Ω負荷
●全高調波ひずみ率:(20〜20kHz)、0.05% 4〜16Ω負荷
●IMひずみ率: 0.01%
●周波数特性:
BALANCED INPUT / LINE INPUT
定格出力時 : 20〜20kHz (0,−0.5dB)
MAIN IN
定格出力時 : 20〜20kHz (0,−0.2dB)
1W 出力時 : 3〜150kHz (0,−3.0dB)
●ダンピング・ファクター:
800
●最大入力電圧
BALANCED INPUT : 5.0V
LINE INPUT : 5.0V
●出力電圧・出力インピーダンス (定格出力時)
PRE OUTPUT BAL : 1.51V 50Ω
PRE OUTPUT LINE : 1.51V 50Ω
●ゲイン
BALANCED INPUT → PRE OUTPUT : 18dB
LINE INPUT → PRE OUTPUT : 18dB
MAIN IN(BAL/LINE) → SPEAKER OUTPUT : 28dB
●トーン・コントロール
ターンオーバー周波数および最大変化量
低音: 300Hz ±10dB
高音: 3kHz ±10dB
●ラウドネス・コンペンセーター: +6dB(100Hz)
●アッテネーター:−20dB
●入力換算雑音:入力ショート(A-補正)LINE INPUT/-123dBV、BALANCED INPUT/-116dBV、MAIN
IN(BAL/LINE)-121dBV
●S/N比:LINE INPUT/97dBV、BALANCED INPUT/97dBV、MAIN IN(BAL/LINE)/101dBV
●パワーメーター: 対数圧縮型ピークレベル表示、出力のdB/%表示
メーター表示 ON/OFF機能付き
●負荷インピーダンス:スピーカー1組 : 4〜16Ω スピーカー2組 : 8〜16Ω
●ヘッドフォン端子:適合インピーダンス 8Ω以上
●電源 AC100V 50/60Hz
●消費電力: 54W 無入力時、410W 電気用品安全法、590W 8Ω負荷定格出力時
0.3W 待機時
●最大外形寸法:(幅)465×(高さ)181×(奥行)428mm
●質量:24.4kg
●付属:リモート・コマンダー:RC-250
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